(Newsから)自民党政権はなんだかおかしい

新聞やネットニュースで、お米をはじめとする物価高、減税の問題など、たくさんの政治向きの話題が流れてきます。

選挙が近くなってきたので、有権者に耳障りのよい話が多いですが、自民党政権はなんだか意味がわからないようなことばかりやっているような。

例えば、少し前に郵便局の窓口拠点を維持するために、日本郵政が毎年、本来国に支払うべき650億円の配当金を自社で使うという話題がでていました。

まさか本気ではないだろうと思っていたところ、自民党は、大真面目でこの法案を国会に出すのだとか。

一方で、日本郵政が15日発表した2025年3月期の連結決算では、純利益が前の期比38%増の3705億円も出ているとの報道が。

これだけ利益のあがっている『民間企業』に、どうして毎年650億円もの国費を使わなければならないのか?

また、物流では、貨物法制も遵守できず、郵便物などの放棄隠匿事件もあとを立たない。

金融・保険では、不適切な社内営業、着服、個人情報の流用などなど。

民間企業として法令遵守もできていないブラック企業を国民が守っていく必要がどこにあるのでしょか。

理解できません。

日本郵便自体は赤字体質でも、企業としては利益がでているのですから、これを含めて自律的に経営するのが経営というものでは、と思うのは、私だけ?

実際、製造業などの研究開発部門はお金を使うだけで直接利益を生み出しません。

短期的にはまさしく赤字体質そのもの。

それでも長いスパンで考えれば、それは必要な部署だから会社は抱え込んで経営を続けています。

そして庶民の生活を便利に、快適にする新しい製品を生み出し生々発展しています。
目先の利益を産まない、今の経営が苦しいからと研究開発をないがしろにする企業は消えていきます。

自社の研究開発部門が赤字だから国に永続的に巨額の資金援助をしてほしいという民間企業はあるのでしょか?
国防だとか原子力だとかの企業はそんな話もあるのかもしれませんが、一般の私企業ではあまり聞いたことなし!です。

先日のこと、ときどき使う田舎の窓口郵便局の方が、「◯◯郵便局です。選挙のときは。。。」と言って自民党公認の候補者の後援会パンフレットを持ってわが家に訪問してきました。

全戸まわっているのかと様子を見ていたら、お隣には行かないところをみると、どうもそうではない。

訪問してきた方は二人とも顔見知りでもない方だったので、窓口郵便局の利用状況などから拾い出して来たのでしょう。

結局自民党が日本郵政に毎年お金を流すルートをつくる見返りに、郵便局は自民党の選挙の応援をするというなれ合い、もたれ合いをまた復活させる動きかと勘ぐりたくなります。

今後の社会はますます高齢化、社会インフラの老朽化もすすみ、日常生活にかかわる高齢者福祉や水道、ガズ、橋、道路などのインフラの再整備に莫大な予算がかかってきます。

これは郵便局の窓口維持以上に深刻で急務の問題。

自民党の先生方は、物価高が続くなかで、実質的生活レベルが落ちてきている庶民の生活などまったく考えていない感じ。

郵便局の窓口維持の問題は、日本郵政の経営陣が考え対策すれば良い問題で、自民党の先生方は、こんなことに時間とエネルギーをかけるならば、物価対策、税金対策、国防などいまやらなければならない重要なことをもっとしっかりやってほしい。

自民党政権に変わる政権グループがないのが泣き所ですが、一度政権交代をしたほうが良い時期にきているのかもしれないと思った『Newsから』でした。

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