今朝の新聞で、廃線となるJR久留里線の久留里-上総亀山間の代替バスの問題が良いかたちで解決しそうだとの記事を読んで、少し明るい気持ちなりました。
JR東日本が赤字路線は断固廃止!を主張し、地元が廃線は断固反対!と主張して対決すれば、時間だけがすぎ、なんの解決もみない。
結局不利益を被るのは、そこに住む高齢化した人たちや移動手段を持たない子供さんなどという図式。
なんだか国政などでおこっている状況を連想させます。
企業も自治体も国も、そこに暮らす人々があって存在するものなのに、今の日本は逆です。
これ、本当に不条理で、納得できないことの一つです。
でも、JR東日本も地元自治体も無益な対決はせず、解決に向けて話し合い、廃線となる区間の代替バス案をまとめたとのこと。
近く住民説明会、意見聴取して決定するという内容でした。
バスの運行回数も、現在の列車1日8.5往復から、13往復を予定し、列車駅よりも通院、 買物、通学など生活の利便性を考慮したコース設定となっているとのこと。
運行主体は地元自治体となるものの、その委託費はJR東日本が負担するらしい。
過疎高齢化のすすむ中山間地で、地元自治体とJR東日本が、そこに住む人たちの生活を第一にした解決案で見事です。
国政でもこういう明るい道すぎを見せて欲しい。
千葉県の田舎片隅の話題ですが、私的には明るい気持ちになりました。
まさに、今流行り言葉にっている、対決より解決ですね。
鉄道をいう明治維新からの文明も、時流に合わなくなれば、今に合わせていかなければなりません。
それに比べ、いや比べてはいけないのかもしれませんが、全国24000の窓口、19000人近い局長さんを断固守り抜くんだ。
赤字だから毎年650億円もの公金を補助してほしい、というどこかの企業を思うと憂鬱になります。
JRさんは民営化当初から労使で血のにじむような経営努力をされ、たくさんの廃線の中で人のリストラも行い、経営の幅を広げ、今なお時流に合わない部分は自ら身を削る経営努力をされているように見えます。
どこかの企業では、◯◯が分割民営化したから、赤字体質になったんだ。放棄隠匿や個人情報漏洩、金品の横領着服、不適切営業が横行するようになってしまったんだ。
◯◯分割民営化したから、管理体制が弱くなって運転点呼もしないんだ。
というような主張を18年たった今もされている方がいますが、いや、いや、分割民営化前も、郵便事業は赤字体質でしたし、放棄隠匿や個人情報漏洩、横領着服、不適切営業はよくニュースになっていましたし、そもそも18年より前は、貨物法制は無視だったのはないですか。
分割民営化にしても、赤い旗に国のように、◯◯が一人で勝手に決めたわけではなく、きちんと民主的な手続きの中で国として決めたことでした。
保身ばかりでなにもしてこなかったツケを国民に回す!
これやめて欲しいです。
解決より対決、対決より談合。
自組織内だけでやっているなら、ご勝手にどうぞ、ということですが、思っただけで暗い気持ちになります。
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