Gonくんとの早朝散歩は毎日続いています。
ここ数日膝に痛みが出て歩くのが辛いのですが、今朝もゆっくりゆっくり歩いてきました。
私が苦痛なのが分かってかどうか、Gonくんは歩調を合わせてくれ、「今日は足が痛いからここでかえるね」と語りかけると、ちょっと不満そうでしたが家に向かってくれました。
Gonくんとの散歩道は、田んぼのあぜ道のような農道が中心です。
春に植え付けられた稲もぐんぐん成長し、今は風が吹くと緑の波、グリーンウエーブ状態でとても気持ちいい。
ふと見たら、もう早生は稲穂が出始めました。
8月の初旬には刈り取りとなるのでしょか。
昨今、お米がない、お米が高いと話題です。
でも、お米はないわけでなく、田んぼにたくさんできています。
お米が高い。
これはJAさんが今年は1俵25,000円とかの前渡金を渡しているようですから、新米の価格は下がらないでしょう。
昨年は前渡金が10,000円くらいで、販売価格田舎価格で20,000〜25,000円だったでしょか。
街では現在も5Kg 4,000円前後で販売されているようですから、販売時は1俵48,000円。
23,000円は流通・保管コストということのなる。
農家からみてこの価格がどうかという点ですが、1俵48,000円がすべて農家の収入になるとしても、1町歩(ヘクタール)でたったの約380万円。
ここから数百から1,000万円もするような農機具を揃えて、生活をし、子を育て・・・なんてことはできませんよね。
だから農業より働きに出た方が良いということになってしまうんです。
10町歩(ヘクタール)を耕作すば、3,800万円。
これくらいあれば、ですが、これはちょっと儲かり過ぎかな?
1俵25,000円が農家の収入になれば、10町歩(ヘクタール)で、2,000万円。
毎年半分を設備投・維持として使って、農家の手取り収入が1,000万円前後。
サラリーマンの給与とのバランスで考えても、これくらいの収入がなければ若い人が積極的に稲作農家に参入することはないんだろうと思います。
上記皮算用で10町歩(ヘクタール)としましたが、中山間地の小さな田んぼでは労力ばかりかさんでうまくいいかないでしょう。
区画整理された部分に限られる。
この辺りも悩ましい部分です。
日々の生活では安いお米を流通させることも必要ですが、こういう農業構造をかえていく事のほうが急務で、容易ではないことです。
でも。、もうそのまがり角をだいぶ過ぎてしまっているのですから、はやく手を打って変えていかなければならないことなんだろうなぁと思いつつ、早朝散歩を終了しました。
価格の内半分が流通コストというのもちょっと高い気もしますし、5Kg3000円台のお米を気軽に買って暮らせる手取りが欲しいですよね。
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