Gonくんと散歩で歩く田んぼでの作業風景です。
1つの田んぼにこんなに大きな刈取機械が2台も入り刈取り。
田んぼの脇にはホッパーを積んだ2t車、 経トラが待機。
刈取った籾は、車で乾燥設備にどんどん持ち込まれ、籾摺りを経てお米に変わっていきます。
昭和の時代は、鎌で刈り取り、竿に干して、取り込んで、脱穀して乾燥。
そしてそれから籾殻をとり、お米になる。
親戚などがお互い協力応援して作業していた重労働が、見る見る間に半日くらいで終わってしまう。
雲泥の差です。
こんなにラクになったのに、私も含め田んぼはあっても稲作農家を継ぐ人はほとんどいない。
お米の増産の話題が出ていますが、区画整理された農耕地で資金をかけ、機械で行えば稲作は農業の中ではラクな方ではないかと思います。
生き物を飼う農業は、365日、24時間です。
病気のリスクも高い。
野菜、果樹農家も機械化は進んでいるようですが、手作業による部分が相当ある。
それに比べお米作りは、大型トラクターで耕うん、草刈り、くろぬり。
ハウス設備での育苗。
大型田植機にのって田植え。
農薬などはドローンで散布。
刈取りは、大型コンバインで、搬送も車。
大型乾燥機には、ホッパーから移動。
乾燥、籾摺りも機械化が進んでいます。
今やサンダル履きででも稲作はできる時代のようです。
知人も、「ただし、金さえあればだけれどね」と笑っていました。
稲作に携わる人が増えるかどうかの要は収入なのでしょう。
稲作によって農家がサラリーマンと同じような生活水準で食べていけるかの問題です。
昭和の頃のように、個々の農家任せでは、お米を作る技術や機械設備が世にはあってもそれらを使いこなせる資金がない。また、市場価格で直売できるような仕組みは個人ではなかなか作りにくい。
この辺りは誰が、どこが中心となって変えていくか。
流れに任せた『変化』ではなく、意識して仕組みを創って変えてゆく『改革』が必要なわけで、難しい問題なのだろうと想像できます。
周辺の田んぼは、あと1週間もすれば刈取りも終わりそう。
お米の値段安くなるかなぁ?
農家が飯米で持っている令和6年産米の残り。この辺りは、交渉すればかなり安く売ってくれるかも。
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