今日はずいぶん過ごしやすい一日でした。
そうは言っても、日中気温は32℃くらいあり十分な夏日です。
今は窓を開けて過ごしていますが、網戸で27℃くらい。
いつもエアコンを使っている温度と同じくらい。
とても涼しいと感じるます。
夏は、これくらいですよね。
窓を開け、蚊取り線香をたき、打ち水をして、外気を入れて、団扇でパタパタ。
そう、これが『昭和の日本の夏』です。
縁台では、近所のじいちゃんたちがばあちゃんたちに「いつまで飲んでるの!」と叱られながら、近くで孫さんやワンコ、ニャンコが遊んでいる。
今やドラマの中でしかない風景ですが、当時はエンゲル係数ばかり高い社会でしたが、皆が有るものを持ち寄り、皆が助けあって来た。
私はそんな中で実際に生きてきて、その時間をかけがえのない自分へのご褒美だったと思っています。
そのご褒美の恩返しができているかといえば、まったく赤面の至。
『日本の夏、キンチョーの夏』なんて言葉がすぐ頭に出てきたのは、たぶん昔の蚊取り線香屋さんのCMキャチフレーズであったのかもしれませんが、こう暑いとエアコンで締め切った部屋で蚊取り線香をたくことはないでしょうから、売上も大変なんだろうなぁといらぬ心配をしつつ。
今年は初夏からアブラゼミの鳴きはとても弱かった。
ミンミンゼミに代わったけれど、こちらも元気がない。
どんなに暑く雨が降らなくても着実な日々は、道端、畑の草、山野の樹木だけです。
彼らは今のところの気候なら灌水しなくても、枯れることはない。
地中の少しの水分を吸収し、気胞を閉ざして『出を制す』
『民草』という古い言葉がありますが、まさにこれ庶民の生き方です。
環境が悪くなっても、葉を茂らせて光合成を繰り返す、『われらが地球号』、生活を守らなければならない。
でも政治家さんたちは、なし崩し戦略。
グズグズやっていけば、結局なにも決まらない。
その先は、今回たくさんの人が支持した政党も、「あ、やっぱりだめなんだ!」ってことになる。
みんな選挙にも行かなくなって、もうこの国はヤバイ!
そんな思い出いたところ、今日は夕刻から『スズムシ』くんの大合唱!
窓を開けているのでうるさいほどですが、なんだか有り難く、救われています。
生きるって苦しい事ばかりだけれど、タメなときもあり、ときどきだけれど幸福感もある。
その幸福感が生きる糧なのかと思っています。
今、この瞬間、いい!
もっと鳴いて!
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