アフリカ開発会議というものが国内横浜で開催されたようで、期間中、日本の政府や企業とアフリカ側との間で、過去最多となる300以上の経済協力の文書が締結されたようです。
国も相当規模の経済、人的支援で、技術、人材育成にお金が使われるという事が今朝の新聞にものっていました。
私企業はビジネスチャンスを求めてアフリカなど世界に出ていくことは良いことでしょう。
また、成功者した者、持てる者からのこのようなバラマキはときに必要であり、決して悪いことではないと思うのですが、はて?
と思ってしまいます。
昭和の頃の高度経済成長、Japan as number oneの頃なら、国も世界に率先して行うべきことでしょう。
でも、今は違います。
庶民の手取りは上がらず、物価と税金はどんどん上がる。
日本人の主食、お米でさえこの秋は5Kg 5千円くらいになるとか。
60Kg(1俵)6万円のお米はとても食べられません。
おちゃわん一杯ふっくらもりで150円では、なかなか美味しいおかずは買えませんね。
安い食パンをかじっていた方がよさそうです。
お米も価格対策だけではなく、生産体制をきんと建て直さなけばならないでしょう。
これも方針ができても生産者人材、設備体制など相当な時間がかかる。
早く決めてほしい。
猛暑が続き、エアコンなどで電気不足(?)。
これも深刻です。
原発の再開が具体的に動いているようですが、2011年の福島原発事故の廃炉は遅々として進まず、汚染土壌は2030年頃までに処理の方向を決める(今朝の新聞)という大迷走。
手取りが増えない中で、こういうことにこれからいくら電気代の賦課金を払い続けたら良いのでしょう。
先の参院選で、2万円の定額給付か消費税、ガゾリン税の減税なのかが争点となって、定額給付は消えたと思ったら、内容を見直してやるような話が出てきました。
「?(はてな)?(はてな?(はてな)」です。
一方で消費税、ガゾリン税の減税の話は、与党側がまたまた財源論を蒸し返し選挙前の状況に戻っているよう。
世の中全体がまた選挙前の足踏みに戻ってしまったように感じます。
遠いアフリカのことよりも、目の前の人たちの物価高対策を早くして暮らしやすい日々にしてほしい。
アフリカに渡すお金があるのなら、財源はあるのでしょう!
原発も再開するならしたらいい。
アフリカにお金を使うなら、こういう所に使ってほしい。
人類史上最大といわれた福島の原発事故。
残されたみなさんの必死の努力で表面的には復興がすすみましたが、原発関連で残された問題は根深いよう。
たくさんの犠牲者のみなさんが残してくれたこの負の遺産は、ある意味、日本にしかない現場です。
この中で廃炉技術などを確立し、日常運転管理を確立し、原子力を制御できる技術、もっと言えば無害化できる技術が発明できれば、将来の日本が世界に誇れる力になるでしょう。
運転が止まって14年。
原発に関わる技術者も少なくなっているはずです。
アフリカの農業支援も結構ですが、眼の前の原発の研究開発への資金支援。技術者の人材育成にお金を、税金を使ってほしい。
今すでにそうですが、電気は国のお米です。
これがなくて通信も運輸も医療もサービス業も、農業や漁業も、社会全体どうにもならない。
税金をとれるところが少なくなっていくこれからの社会で、郵便局に公的資金をいれてその仕組みを維持しようとするくらいなら、
いっそ電力会社を国営化したっていいじゃないですか。
与党のみなさん、やぱりまだピントずれていると思います。
古い枠組みは見直し、手取りをあげて、今日から先に続く希望、夢のある社会展望を見せて下さい。
あなたがたがしっかりしないと、この国、烏合の衆になってしまいますよ。
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