1931(昭和6)年4月6日に開局されたNHKラジオ第二放送が95年間の役目を終え、29日で停波しました。
昭和のラジオ文化で育ってきた自分には、またひとつ時代のページがくられた感がして、すこし寂しさも感じます。昭和6年は昭和恐慌の真っ只中にあり、歴史の教科書で習った犬養毅内閣が成立した年。満州事変が勃発するなど、戦時体制へと大きく転換し始めた激動の年だったようです。
世界中の経済、文化が充足状態になり、そのエネルギーで戦時へ大きく動いていた時期であり、なんだか今と似ていますね。
テレビの本放送が始まったのは1953(昭和28)年ですので、このころはまだテレビ放送もインターネットもない時代。
私が生を受けるのもあと数年必要ですから、とにかくもうずいぶんと古い話です。
それでも当時ラジオは画期的な情報ツールで、文化教育的な内容を中心にした第二放送は長い間私達の生活に夢をくれ、豊かにしてくれました。
経済的に恵まれず学びたくても塾などにも行けなかったわが家ですが、無料であまねく聞けるラジオ第二放送は、学べるという明るい希望と将来への夢をくれました。
小学生の頃は、ラジオ体操をし、そろばん教室を聞き、中学では基礎英語をならい、高校では授業の補修に、真剣に耳を傾けていた記憶があります。
でも、時代は変わったのですね。
テレビ放送、FM波でのラジオ放送は充実し、インターネットを使った情報ツールは身近にあふれる時代に変わりました。
NHKラジオ第二放送の役割は終わったんですね。
NHK AM・NHK FMに番組は集約され、インターネットのNHK ONE、NHK ONEらじる★らじるでオンデマンドにも対応していく。
きっとこれが良い方向なのでしょう。
昨今なにかと批判されているNHKさんですが、役割を終えた部分を自ら整理していこうとする今回のNHKさんの取り組みを評価したいと思っています。
欲を言えば、
テレビでのBS放送も「ほんとに必要?」と思うのですが。

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